俺様ストーリー
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初めての「俺様」
ホシカレ | おい、話がある。 こっちに来い。 |
主人公 | えっ……どうしたの? |
ホシカレ | ん?何だその顔は。 何をそんなに驚いている? |
主人公 | ええと…なんか雰囲気違うなって思って…。 |
ホシカレ | 何だそりゃ…いつもと変わらねぇだろ。 寝ぼけてるのか? |
主人公 | (そうだっけ…?) |
ホシカレ | まぁいい。 どうせ暇だろう、話に付き合え。 |
主人公 | (これが「俺様」タイプか…色々話してみよう!) |
カフェにて
ホシカレ | 暇だな…出かけるか。 |
主人公 | どこかに出かけるの? いってらっしゃい。 |
ホシカレ | 何言ってる、一緒に行くぞ……来い。 |
主人公 | えっ、ちょっと…! |
ホシカレ | 運良く席が空いていたな…よし、何か頼め。 |
主人公 | もう…<ホシカレ>は強引だなぁ。 |
ホシカレ | ん?何の事だ? |
主人公 | 行先も言わないで人を引っ張りまわしたこと! |
ホシカレ | 嫌なのか? |
主人公 | そ、そういうわけじゃないけど…。 |
ホシカレ | なら問題ないだろう? まんざらでもなさそうだしな。 |
主人公 | ち、違うよ! |
2人でお買い物
ホシカレ | 早かったな、買い物は終わったのか? |
主人公 | うん。でもつい買い過ぎちゃって…持って帰れるかな? |
ホシカレ | それくらい大丈夫だろ…貸せ、持ってやる。 |
主人公 | (すごい!結構重いのに、軽々と持ち上げちゃった…) |
ホシカレ | どうした?見とれてないで、さっさと帰るぞ。 |
主人公 | み、見とれてないよ! |
ホシカレ | へぇ、ずいぶん顔が赤いようだが? |
主人公 | 気のせいですっ! |
ホシカレ | ははっ、ムキになり過ぎだ。 |
主人公 | <ホシカレ>は人をからかい過ぎ! |
ホシカレ | そりゃ、そんな可愛い反応されたらな…からかいたくもなるだろ? |
主人公 | (うぅ…絶対遊ばれてる…!) |
動物園にて
ホシカレ | 見ろ、馬がいる。 |
主人公 | 本当だ! 茶色いのと白いのと…あ、すごく小さい馬もいるね! |
ホシカレ | 乗れるのか? それとも、ここの馬は鑑賞しか出来ないのか? |
主人公 | 乗馬体験できるって書いてあるね。 <ホシカレ>、乗馬とかやるの? |
ホシカレ | いや。 だが、乗りこなせる自信はある。 |
主人公 | (白馬に乗った<ホシカレ>か……似合い過ぎるかも!) |
ホシカレ | どうした? |
主人公 | ううん! …せっかくだから、私も乗馬やってみようかな。 |
ホシカレ | 大丈夫か? あそこにいるポニーにしておいたほうがいいんじゃないのか? |
主人公 | もう…子供じゃないんだから! |
ホシカレ | ははっ。 まぁ、1人で乗せるのは心配だからな…一緒に乗るか? |
主人公 | うん! |
好きな物
ホシカレ | ん?冷蔵庫なんか覗き込んで、何してる? |
主人公 | あ、今日のご飯どうしようかなって…。 そうだ、<ホシカレ>の好物作ろうか、何がいい? |
ホシカレ | 何でもいいぞ、気を遣わなくていい。 |
主人公 | でも…やっぱり<ホシカレ>には好きなものを食べてほしいし…。 |
ホシカレ | …遠慮してるわけじゃねぇよ。 ただ…家で手作りってのは難しいかもしれないからな。 |
主人公 | え、そうなの? <ホシカレ>の好きなものって何? |
ホシカレ | 握り寿司。 |
主人公 | あ…。 |
ホシカレ | 寿司屋で働いてたっていうなら、話は別だけどな。 |
主人公 | だとしても、家庭のキッチンじゃ難しいよね…。 |
ホシカレ | そんなにガッカリするな。 いつもの飯だって、十分美味いぞ。 |
主人公 | うん、ありがとう…。 |
図書館にて
ホシカレ | 図書館なんかに来て何をするんだ? 借りたい本でもあるのか? |
主人公 | うん。文学書とか、エクササイズの本とか…料理の本とか色々! |
ホシカレ | そんなにたくさん読み切れるのか? |
主人公 | うん…たぶん! |
ホシカレ | 読み終わる前に返却期限がきて、当日に泣く泣く本を返す姿が目に浮かぶぞ。 |
主人公 | 大丈夫だもん! 寝る前とか、空いた時間を費やせば読み終わるよ。 |
ホシカレ | …それだと、2人の時間も削られるだろ? |
主人公 | え…2人の時間って…。 |
ホシカレ | 何だ?詳しく聞きたいのか? |
主人公 | い、いいです! 本借りてくる! |
ホシカレ | おい、図書館で走るな…まったく。 |
主人公 | (もう…すぐああいう事言うんだから…) |
ペットショップにて
ホシカレ | ん?ずいぶん賑やかな声がするな…犬の鳴き声か? |
主人公 | あそこにペットショップがあるんだよ。 ちょっと寄っていかない? |
ホシカレ | 仕方ないな、付き合ってやる。 |
主人公 | ふふっ、可愛い子犬だなぁ。 |
ホシカレ | まるでぬいぐるみみたいだな、本当に生き物か? |
主人公 | チワワっていうんだよ。 |
ホシカレ | おとなしい性格の犬なのか? |
主人公 | 私が抱っこしても嫌がらないから、そうなのかも。触ってみる? |
ホシカレ | ああ。 …へぇ、良い毛並みをしてるな…。 |
子犬 | ワンッ! |
ホシカレ | コイツ…吠えやがった! いっちょ前に人を選んでるのか? |
主人公 | ふふっ。 |
遊園地にて
主人公 | ねぇ、<ホシカレ>! 次はあれに乗ろうよ! |
ホシカレ | おい…はしゃぐのは構わねぇが、ちゃんと前見て歩けよ? |
主人公 | 大丈夫、大丈夫! ……あっ! |
ホシカレ | ……人にぶつかるんじゃねぇかとは思ってたが、まさか池に足を突っ込むとは…。 |
主人公 | うう…靴がビショビショ…。 |
ホシカレ | フッ…ある意味、才能だな。 |
主人公 | あ、<ホシカレ>…ごめんね、靴買ってきてもらっちゃって。 |
ホシカレ | 構わねぇよ。 まぁ適当に選んじまったから、好みに合わなくても勘弁しろ。 |
主人公 | (あ…サイズぴったり。それにこれ、私の好きな色だ…) |
ホシカレ | どうした? サイズが合わなかったか? |
主人公 | ううん、好みもサイズもぴったりだよ。 …でも、どうしてわかったの? |
ホシカレ | あー…まぁ、たまたまだ。 気に入ったのなら、それでいい。 |
こればっかりは
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